低リスク高リターン! ヘルスケアセクター
ヘルスケアセクターは、いち早くコロナショック前の高値に戻しつつあります。
世界各地でコロナウイルスによる外出禁止が段階的に解かれ、経済活動再開の動きが出ています。
株式市場の方は、皆が恐れていた2番底は今のところ来る気配がなく、ここ最近緩やかに上昇しています。
その中でも、いち早くコロナショック前の高値に戻したのが、ヘルスケアセクター。
・コロナショックの影響
・ ヘルスケアセクターの長期リターン
・ヘルスケアセクター戦略
・コロナショックの影響
※Yahoo! Financeより
上図は、バンガード社が運用する米国ヘルスケアセクターETFのVHT(濃い青)とS&P500(薄い青)の過去1年間のチャートです。
コロナショックまでは、両者ほとんど同じような値動きですが、その後、VHTが大きく上回り、暴落直前の高値までほぼ戻しています。
※Yahoo! Financeより
上図は、ブラックロック社が運用する世界ヘルスケアセクターETFのIXJ(濃い青)と全世界のベンチマークであるVT(薄い青)の過去1年間のチャートです。
対象を全世界に広げても、先ほどと同じ傾向を示しています。
・ ヘルスケアセクターの長期リターン
特に、米国のヘルスケアセクターの高リターンは、今回に限ったことではなく、長期に渡って市場平均を上回っています。
ジェレミー・シーゲル教授の著書「株式投資の未来」にも、ヘルスケアセクターの高リターンが示されており、今回もその強さを示しました。
「株式投資の未来」によると、1957年~2003年においてS&P500の年率リターンは10.85%だったのに対し、ヘルスケアセクターは14.19%と、大幅に上回っています。
業績が景気の影響を受けづらい安定した業界であることと、高度な技術の特許によって、大きな利幅を確保できることが、高リターンの要因だと考えられます。
・ヘルスケアセクター戦略
私のポートフォリオには、一部ヘルスケアセクターETFを組み入れています。
今のところ、低リスク高リターンを実現してくれています。
上述のETFの経費率は、VHTは0.10%、IXJは0.46%、非常に低く優良なETFです。
SBI証券や楽天証券などの大手ネット証券なら、買付手数料も低いですし、非常にオススメのETFです。
過去のリターンは将来を約束するものではないのですが、低コストでより高いリターンを目指せる投資法。
私は、インデックス投資に少しアクセントを加える程度に取り入れています。
「株式投資の未来」には、ヘルスケアセクター投資以外にも、いくつかの市場平均を上回ることができる投資法が紹介されています。
個人投資家の必読書です。