月収20万円の投資と家計簿

アラサー会社員が経済的・精神的自由を目指すブログ 株式投資・シンプルライフを中心に記録します

米国株ブームに危険を感じる

最近また一段と、市場全体が値上がりしています。

特にアメリカは、ほぼ暴落前の水準です。

GDPが大きく落ち込んだとはいえ、大規模な金融緩和と支援を考慮してのことなので、納得はできます。

 

数年前から起こっていることですが、「米国株」という文字をよく見ます。

米国株ブームでしょうか。

有名企業が多いことと情報が比較的入手しやすいこと、

そして成長性・収益性が高いことから人気があるようです。

事実、米国株はここ10年ほど高リターンをもたらし、そのことが投資初心者層によく響いているように感じます。

長年ダメダメな日本株が、米国株ブームに拍車をかけているのだと思います。

 

 

私は米国株ブームは危険だと考え、世界全体に広く投資しています。

理由は

・米国株のPERが高い

・リスク分散

・あまのじゃくな性格

こんなところです。

 

 

・米国株のPERが高い

ジェレミー・シーゲル氏の著者「株式投資の未来」では、

「投資リターンは単に成長性に相関するのではなく、成長と市場の期待の差が影響する」

との結論が出ています。

つまり、市場の期待であるPERがより低い市場に投資したほうが、勝率が高い。と考えています。

現在、米国とそれ以外では、PERに大きな差があります。

 

 

・リスク分散

米国株一本よりも、世界全体へ投資した方がリスクは低減できます。

リスクとは、さまざまな物が含まれており、政治・地理・為替等々があります。

それらを無視して、盲目的に過去の米国株リターンに惑わされるのは、冷静さを欠いていると思います。

 

 

・あまのじゃくな性格

「米国株ブーム」と聞くと避けたくなる。

日常生活はさておき、投資においてこの性格は有効に働きます。

なんだか最近米国株投資家を名乗る人達から、

「米国株なら安心」「GAFAMに投資しろ!」「米国高配当株」のような文字がたくさん見られるようになり、「今回は違う」的な空気を勝手に感じています。

程度は違いますが、ニフティフィフティやドットコムバブル、日本株バブルと重なります。

 

 

もちろん未来のことは誰にも分かりません。

私のポートフォリオが米国株一本投資に劣るかもしれません。

しかし結果がどうであれ、自分がやっている方法が自分にはより納得できます。