【高リターン】S&P500配当貴族
私のポートフォリオには、1割ほどS&P500配当貴族のインデックスファンドを組み入れ、毎月積み立てています。
メジャーなインデックスであるS&P500よりも、過去数十年にわたって高リターンを記録してきた配当貴族についてご紹介します。
※SBI証券HPより
・S&P500配当貴族とは
・配当貴族の特徴
1.25年以上連続増配
2.均等加重
・S&P500配当貴族に投資できる投資信託
・S&P500配当貴族とは
S&P500配当貴族とは、S&P500の構成銘柄の内、25年以上連続して増配している銘柄を対象とし、均等加重時価総額に基づいて算出されてた指数です。
現在のS&P500の構成比率上位銘柄は、GAFAM(グーグル・アマゾン・フェイスブック・アップル・マイクロソフト)ですが、それらは25年以上連続増配の基準を満たしていないしていないため、配当貴族には含まれていません。
その代わりに、資本財やヘルスケア、公共セクターの銘柄が多く含まれており、中には日本人には馴染みのない銘柄も多く見られます。
・配当貴族の特徴
S&P500と比較して配当貴族の特徴は、主に2つあります。
1.25年以上連続増配
2.均等加重
1.25年以上連続増配
配当実績は企業の長期業績を表します。
自動車産業のような景気循環株は、業績が落ち込めば、それに合わせて配当も減配します。
期待が先行している新興企業は、いくら株価が上がっても利益を出さない限り、配当は出せません。
いくらメディアで注目を浴びようと、決算の数字をごまかそうと、配当はごまかせないのです。
25年以上連続増配しているということは、長期で安定して利益を出しているという、何よりの証拠となるのです。
そして連続増配しているということは、株主還元に積極的な企業であると表しています。
配当貴族インデックスは、優良企業の寄せ集めになっているのです。
2.均等加重
均等加重型では、より低リスクで運用できることが期待できます。
S&P500やTOPIXといったメジャーな指数は、時価総額加重平均で算出されています。
この方法はその名の通り、時価総額が大きい企業が指数の構成比率も大きくなります。
現在GAFAMのような注目を浴びている巨大企業が、構成比率の上位を占めており、500銘柄の内GAFAM5銘柄だけで約20%も占めています。
この方法では、グロース株が伸びる上昇相場では、良いリターンを示しますが、ITバブル崩壊のようなときには、一部の銘柄のせいで大きく資産を失うこともあります。
対照的に、均等加重型は構成銘柄の比率をできるだけ均等になるように構成されています。
そのため、ITバブルのような、業績が伴っていない人気企業を多く組み入れてしまうことがなく、よりリスクの分散が効きます。
配当貴族は、ITバブル崩壊の時ほとんど無傷で、安定したパフォーマンスを示しました。
・S&P500配当貴族に投資できる投資信託
S&P500配当貴族に投資できる商品でオススメは
・SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン
・野村インデックスファンド・米国株式配当貴族
この2つです。
どちらも手数料は低く、信託報酬は前者が0.605%、後者が0.55%と、良い商品だと思います。
私は、SMT~の方に毎月積立投資しています。
S&P500の投資信託と比較すると0.5%ほど信託報酬が高くなっていますが、十分低い水準であるため、良心的な商品だと思います。
過去のリターンは、将来のリターンを約束するものではありませんが、上記のグラフを見ると非常に魅力的です。
私はポートフォリオの
・高リターン
・リスク分散(低リスク)
この2つを期待して、一部に組み入れる価値はあると思います。