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お金の心理学 同調性

同調性:人の言動は意識的・無意識に関わらず、周囲の影響(社会的影響力)を受けること。

 

 

 

社会的影響力には、「情報」と「仲間からの圧力」があります。

「情報」は、大勢の人の考えが、自分の行動をどうすれば良いか判断するための材料を与えます。

「仲間からの圧力」は、集団に従うことで怒りを買わないようにすることができます。

 

どちらも人間には不可欠なものなのですが、これが合理的な判断を妨げます。

同調性により社会的影響力を受けて、物の価値を見誤ったり、本当は欲しくないものを買ってしまうかもしれません。

 

 

・アッシュの同調実験

これは同調性について、ソロモン・E・アッシュという学者が行った実験です。

実験を行う部屋に6人の学生が集められます。

そこに試験官かま現れ、「大きな白いカードに描かれた線と同じ長さのものを、スクリーンに映し出された3本の線から1つ選びなさい」と問題を出されます。非常に簡単な問題です。

6人の学生は順番に回答し、3問目までは全員正解します。

しかし、4問目、6人中5人が明らかに誤った回答をします。実はこの5人はサクラ。

すると、6人目の真の被験者は、他の5人に同調し誤った回答をしてしまいます。

その割合は3割以上だそうです。

 

なんとなく、真の被験者の気持ちが分かるのでは無いでしょうか?

 

この「同調性」は、さまざまな場面で言動に影響を与えます。

・アクビがうつる。

・バラエティ番組の笑い声の効果音

 

この同調性に振り回されると、不必要にお金を失ってしまいます。

・行列のできるラーメン屋がおいしく感じる

・ゆったりとしたシルエットの服が流行ると、ゆったりとしたシルエットの服が欲しくなる。

・テレビショッピングの「オペレーターを増員して対応しています」(電話が殺到していると感じる)

・普段なら買わないような高値の、株価上昇中の人気銘柄を買ってしまう。

 

 

同調性の影響で、必要以上に価値を高く見積もってしまったり、本来欲しくないものを買ってしまい、損をするかもしれません。

 

あなたの言動は、本当にあなた自身が決めているのでしょうか。