月収20万円の投資と家計簿

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花王決算 化粧品が売れない!

花王は、購入検討中銘柄として、日頃からチェックしています。

先日、2020/12期の第1四半期決算が発表されました。

結果は、減収増益でした。

 

 

花王決算について

・化粧品業界は大ダメージ

・化粧品会社は危ない?

 

 

花王決算について

新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、化粧品事業とヘアサロン向け事業が大きな打撃を受けました。

一方、ハンドソープや消毒液が売れ、ヒューマンヘルスケア事業(おむつなど)とファブリック&ホームケア事業(洗剤など)も伸びました。

消毒液に関しては、先日報道で前年比20倍の増産を行うと発表されました。

結果、トータルで化粧品事業の下落を埋めて増益となりました。

 

さすが花王ですね。

 

しかし安定感抜群の花王でも、今後の業績見通しは不透明らしい。もちろん第2四半期は非常に厳しくなるが、原油価格の低下というポジティブな要素もあるとのこと。

私は、花王の化粧品事業の比率はそこまで大きくないので、楽観視しています。

 

 

・化粧品業界は大ダメージ

花王の化粧品事業は、外出制限によりメイクアップ製品やUVケア製品の売上減。そして欧米で店舗閉鎖によりヘアサロン向け製品の売上も減少しています。

化粧品事業だけで、前年同期から

売上高  673億円→592億円

営業利益 62億円→1億円

と大幅に下落しました。

 

花王は事業が幅広く分散されているので、会社全体として深刻な問題になりそうはありませんが

資生堂(4911)やコーセー(4922)などの化粧品会社は、より深刻なダメージを受けることが予想されます。

今後決算発表がされるので、注目です。

 

これらの企業は、ブランド力の強さや収益力の高さから、PERが30倍前後と高めになっていました。

そこへ、大幅減益が重なると、投資家のリターンも大きく押し下げられるかもしれません。

化粧品の需要は無くならないし、安定していると思っていましたが、思わぬ形で需要が減りました。

 

 

 

・化粧品会社は危ない?

しかし、売上が落ちたとしても資生堂やコーセーの商品やブランドの魅力が無くなったわけではありません。

また普段通り外出できるようになれば、需要は回復するでしょう。人間は数千年前からメイクをしてきました。突然人間がメイクしない時代が来ることは想像できません。

株価が下がれば買い時かもしれません。

 

 

もちろん投資は自己責任で。