月収20万円の投資と家計簿

アラサー会社員が経済的・精神的自由を目指すブログ 株式投資・シンプルライフを中心に記録します

老後のために投資したくない を別の視点で

私が投資をしていると言うと、多くの人が興味を示してくれます。

お金が嫌いな人はいないので、いろいろ聞いてくれます。話題作りにはいいコンテンツですし、投資をしているというだけで「あいつ只者ではない」と一目置かれます。

しかし、多くの人が想像する投資は「1日で5万儲かった」というような、投資というより投機です。

私は「長期投資で、ゆっくり雪だるま式に殖やしている。すぐ儲かるものではないし、時には暴落することもあるけれど、冷静に続ければ年率5%ぐらいなら誰でもできますよ。まずidecoからやってみるといいですよ。税金の分絶対得しますし。」というと、毎回一攫千金を夢見る周囲からの興味レベルが、一気に下がるのが分かります。

 

「じゃあいいや」という感じです。

 

その理由の多くは、今儲けたいのに、何十年も後のための投資は、リアリティがない。年取ってからお金いっぱいあってもしょうがない。

特にidecoの話になると、

「得なのは分かるけど、60歳まで受け取れないのは嫌だ。今遊ぶお金がほしいのに、それだと我慢しないといけない。まだ若いし。」

 

こうした考え方で投資をためらっている人に伝えたいのは、将来受け取るお金が殖えるということは、今使えるお金も殖える。

ということです。

 

年金2,000万円問題で話題になったように、現実的に考えて、今の年金制度と少子化が続く限り、資産家でない一般人は、遅かれ早かれそれなりの額を蓄える必要があります。何十年も前から分かっていたことです。

ここを受け入れたくないのか、認めたがらない人が多いようですが、まずは現実を見る必要があります。そうでなければ、一生働き続けるか、夢の中で生きるか。

 

仮に20年間で、2,000万円の資産を形成しようとした場合

・貯金の場合

20年間だと、20年×12月/年=240月

2,000万円÷240月=8.33万円/月

毎月8.33万円貯金する必要があります

銀行預金の利子は、ほぼ0%なので無視しています。

 

・投資で年率5%複利で運用した場合

 この場合は、毎月5万円の積立

元本1,200万円 運用益855万円

合計2,055万円

となります。

 

つまり、将来のために投資をすれば、貯金と比べて

8.33万円-5万円=3.33万円

いま、自由に使えるお金が3.33万円殖えることになります。

 

しかも、上記の方法で25歳から投資を始めて45歳まで積立し、その後60歳まで放置すると、

2,055万円が、2,925万円にまで殖えます。

 

このように、将来のための投資が、今の自由に直結しますし、時間は長期投資の味方をしてくれるので、できるだけ早く始めた方がいいのです。