【高リターン】株主還元70ETF(2529)
勉強不足で知らなかったのですが、面白いETFを見つけました。
(NEXT FUNDS)野村株主還元70連動型上場投信
略称:株主還元70ETF
長期で高リターンをあげています。
※NEXT FUNDS HPより
TOPIXを大幅に上回っており、日本株ETFとは思えないパフォーマンスです。
・株主還元70ETFとは
「野村株主還元70は、我が国の金融商品取引所に上場する普通株式のうち、金融・保険業(東証33業種分類の「銀行業」、「証券、商品先物取引業」、「保険業」、「その他金融業」を指します。)を除く銘柄の中から、配当、自社株買い等の株主還元を積極的に行なっている70銘柄を選定して構成銘柄とする株価指数です。」
とのことです。
配当は投資家に利益の一部を直接現金で返してくれますし、
自社株買いは、投資家が既に保有している株式の価値を高めてくれます。(※割安価格で自社株買いしてくれれば)
下図の通り、市場平均のTOPIXよりも大幅に株主還元利回りが高くなっています。
2.3%の違いは、かなり大きいです。
※NEXT FUNDS HPより
組み入れ銘柄の比率は、大型株では等ウエイト・小型株では時価総額に比例するようなウエイト付けをすることで、十分に分散が効くようになっています。
米国市場の代表的なインデックスであるS&P500は、GAFAM5銘柄だけで約20%を占めていますが、当ETFではそのようなことが起こらない様に設定されています。
※月次レポートより
TOPIXとは違い、化学系の企業が多くなっています。
米国配当貴族もそうでしたが、組み入れ比率を時価総額加重平均ではなく、より銘柄分散されるように設定されることが、市場平均をアウトパフォームする要因の一つなのかもしれません。
・株主還元70ETFの応用
なかなかよいETFみたいですが、投資家であれば
ETFじゃなく個別株に投資投資したい!
と思う人がほとんどでしょう。私もそうです。
そんな方のために、株主還元ETFを応用した使い方をご紹介。
「株主還元70ETFをスクリーナーとして使い、組み入れ銘柄の中から投資対象銘柄を探す」
株式市場には膨大な数の企業が上場しており、その中から良い銘柄を探すのは、普通にやっていては骨が折れます。
自分が名前を知っている企業から探す方法だと、数が少なすぎますし、知っているだけに投資判断にバイアスがかかり、客観的な判断ができません。
そのため、当ETFに優良銘柄を70銘柄選びだしてもらい、その中から調査してよい銘柄に投資をすれば、より楽に優良銘柄を見つけられるかもしれません。
中には自分が聞いたこともない企業もあるでしょうし、良い発見、そして良い勉強になります。
私は、今後このETFをスクリーナーとして利用してみようと思います。
これまで紹介したことは過去のデータなので、もちろん将来のリターンを約束するものではありません。
しかしながら、投資を検討する価値はありそうです。