魔法の公式銘柄 4月版
今年1月からジョエル・グリーンブラットが提唱する「魔法の公式投資」を始めています。
魔法の公式とは、1988〜2004にかけて年率30.8%(同期間のS&P500のリターンは12.4%)を叩き出した驚異の投資手法です。
詳しくは過去の記事と本を読んでください。
私はこの魔法の公式を使って
1.四半期毎に7銘柄選出し、できるだけ等額で購入
2.それぞれ一年後売却
を繰り返していく計画です。
1年経過すると28銘柄のポートフォリオができあがります。
十分に分散されているため、市場平均を大きく下回るようなパフォーマンスは起こりにくいと考えています。
1月に始めてから四半期経過したので、2回目の購入です。
購入したのは以下の7銘柄
CLCT コレクターズ・ユニバース
KFY キーコープ
INVA イノヴィヴァ
MSGN MSGネットワーク
OMC オムニコム・グループ
XRX ゼロックス
SUPN スパーナス・ファーマシューティカルズ
XRX(ゼロックス)は聞いたことある程度に知っていますが、他は全く知らない会社ばかりです。
調べてみると製薬会社やトレーディングカードを扱う会社まで様々です。
私にとって魔法の公式はインデックス扱いなので、銘柄分析は全くしません。
それが魔法の公式のメリットの1つですから。
ちなみに1月に買った銘柄は、コロナショックで大暴落です。魔法の公式という名前ですが、暴落を避ける魔法はないようです。
しかし気にしていません。
発案者のグリーンブラットによると
「魔法の公式は優秀すぎないところがいい」
とのこと。
どういうことかというと
優秀すぎてみんなが真似をしてしまうと、優位性が失われます。(皆が同じ銘柄を買うと株価が上昇し「安く買う」ことができなくなる)
しかし優秀すぎないことで、あまり真似されないのです。
魔法の公式は長期的に高いリターンを出しますが、短期的には当然損をすることがありますし、市場平均を下回ることもあります。
ここで多くの人が、「魔法の公式じゃないじゃん!」といって辞めてしまいます。
ましてやプロなら、一時的であっても低いパフォーマンスを出せば仕事を失います。
だから真似されないし、「魔法の公式」は優秀であり続ける。
ということだそうです。
裏を返せば「皆が真似できない」ことを「自分自身が実践」するという、逆説的でかなり難易度の高い投資かもしれません。
他の人が耐えられないような状況でも、惑わされずに当初決めたルールを守り続ける精神力が必要だということです。
私はこの手のストレスにめっぽう強いようなので、全く問題ありませんが。
魔法の公式は、過去は高いパフォーマンスでしたが、今後どうなるかは誰にも分かりません。
数年後どうなっているかとても楽しみです。