【保有銘柄紹介】パイロットコーポレーション(7846)
パイロットコーポレーションの事業内容
消せるホールペンのフリクションで有名な文具メーカーです。
ボールペンの他にも、マーカーや万年筆なども国内外で製造販売しています。
チャートと業績
昨年末から大きく下落しています。業績が停滞し始めたためです。
現在perは12倍ほどで、日本企業にしては珍しいくらい利益率とROEが高いです。
海外売上比率が高く、欧米や中国を中心に事業を展開しています。アメリカと中国市場は伸びていますが、欧州市場は停滞ぎみです。特に中国では、利益率が高い高付加価値製品が好調なようです。
日本に比べ、海外での利益率が低いところが気になります。
国内では万年筆等の利益率が高い高付加価値製品が人気であることと、海外でブランドを浸透させるために積極的な広告活動を行っていることなどが原因のようです。
銘柄分析と売買理由
2016/4に買い、ちょこちょこ買い増ししてきました。平均取得単価は4960円。17%の含み損を抱えています。
株主還元については、数年前に大規模な自社株買いをしましたが、配当は少な目です。
海外売上比率が高く、為替リスクを考慮し、安定した高配当を約束できないためだそうです。
1.ボールペンは、日常生活で欠かせないものであること。
2.パイロットのブランド力。
3.安定して高ROEであること。
が理由で購入しました。
現在perは12倍ほどで、割安だとは思います。しかし今になって考えると、高い利益率の理由がいまいちハッキリせず、文具メーカーという業種から、他社製品に乗り換えることが容易で、それがいつまで維持できるのか疑問です。納得できない点がいくつかあり、未熟な判断でした。
今後のカギは、米国・中国市場と再び自社株買いをするかどうかです。
そこそこの水準まで株価が上昇すれば売却したいと考えています。